『人畜共通感染症』


◆ 『人畜共通感染症』



 今日は、家畜やペットなどの動物から、人に感染する危険がある病気のお話です。
 「じんちくきょうつうかんせんしょう」って長い名前ですね。


 寄生虫・ウイルス・細菌などが感染源なんです。
 ノミ・ダニなどのアレルギーや、蚊などからの感染、引掻き傷、咬み傷からの感染、
 体液(糞・尿・よだれ)からの感染が多いのです。


 家族の一員であるペットも、「かわいい、かわいい♪」だけでは飼えません。
 どんなに可愛くても、口移しでエサをあげるのは、絶対に避けるべきでしょう。


 例えば、アレルギーを起こしやすいのは、毛のある動物(ケモノ)が殆どです。
 犬、猫、小鳥、ウサギ、ハムスター、フェレットなどが身近ですね。


 皮膚のかゆみ、ぜんそく等の症状が多いのですが、【アナフィラキシーショック】
 という「意識低下」や「急激な呼吸困難」を伴なう、大変危険なモノもあります。


 【アナフィラキシーショック】を引き起こすのは、猫、ハムスター、フェレットです。


 人に飼われている家畜やペットでさえ、感染する危険があるのですから、
 特に、野生動物には触れないほうが無難ですね。


 その他にも、どのような病気があるか、ちょっと調べてみました。



        ◇◇◇      ◇◇◇       ◇◇◇



・【狂犬病】… 哺乳類すべてが感染する病気です。

 唾液中に含まれるウイルスが感染源で、哺乳類すべてが感染します。
 日本では犬の発症例が多かったので【狂犬病】と呼ばれます。
 飼い犬の登録と毎年の狂犬病予防注射を義務づけました。
 感染した動物に噛まれると発病し、人間も含めて100%の確立で死に至ります。
 まだ治療法がありません。



・【パスツレラ症・ねこ引っ掻き病】 … 犬と猫から感染します。
 
 病原体は、多くの犬や猫が口内に持っているパスツレラ菌です。
 引っ掻かれたり噛まれたりして感染します。
 人に感染してしまうと数時間後に感染した部分が赤く腫れて、激しい痛みが
 起こります。炎症が深くなると、その部位の組織が壊死を起こすこともあります。



・【幼虫移行症】 … 犬と猫から感染します。
 
 犬や猫に寄生している寄生虫の卵や幼虫が、糞にまじって出されます。
 その卵や幼虫がついた土を触ったり、野菜に付着したりして人体に侵入します。
 人に感染した場合は、発熱や肺炎などが起こります。  
 子供の感染率が高いので、砂場で遊んだ後や動物に触った後は、石鹸で
 よく手を洗ってください。



・【トキソプラズマ症】… 犬と猫から感染します。

 それに感染した猫や犬の糞の中にいる卵が、人体に入ることで感染します。
 妊婦には抗体がないので、母親から胎児への感染には注意が必要です。
 胎児の中で悪さをして、最悪の場合では流産の可能性もあります。
 無事に出産しても、3ヶ月ぐらい後から発熱、けいれん、脳炎が起こる危険が
 あります。
  
 

・【エボラ出血熱・エイズ】 … アフリカ産の猿からも感染します。

 少し前のペットブームで、猿を飼う人もいたようですね。
 日本で、年間ペットとしての輸入した猿は約5千匹ですが、みんな元気なので
 しょうか?
 動物を輸入する際、犬の場合は『狂犬病予防法』により検疫が行われます。
 でも、猿には法律が無いので、検疫が行われないそうです。。。



・【カンピロバクター症】 … 犬や猫や小鳥から感染します。

 腸内にいるカンピロバクターという細菌が感染する病気です。
 犬やねこは感染しても症状がなく、元気に見える事もあります。
 その細菌が人に感染した場合は、重い食中毒症状になります。



・【オウム病】 … 小鳥から感染します。

 病原体はオウム病クラミジアという細菌です。  
 全ての鳥類が菌の保有していると思われますが、特にセキセイインコは
 保菌率が高いようです。
 ひな鳥は下痢などの症状がありますが、成鳥は無症状の場合があります。
 人に感染した場合の症状は風邪に似ていますが、重くなれば肺炎や気管支炎
 をおこします。



        ◇◇◇      ◇◇◇       ◇◇◇



 上記の他にも、牛肉からは【クロイツフェルト・ヤコブ病】 … BSE(狂牛病)や、
 食用卵や牛肉から【大腸菌O−157】が感染したりします。

 【大腸菌O−157】は、もともと牛の腸内細菌です。



 【サルネモラ】も、食用卵やミドリ亀などから感染します。

 よく、「亀から感染する」という話を聞きますね。
 アパパの家でも、クサ亀を飼っていますので、「菌は大丈夫ですか?」と
 人様から心配されますが大丈夫です。 
 因みに、クサ亀の子供の名前は ゼニ亀と呼ばれています。 

 どちらかと言うと、お祭りの屋台などで売っている鮮やかな緑色のミドリ亀が
 【サルネモラ】保菌率が高いようです。
 輸入されているミドリ亀は、ミシシッピーアカミミ亀の子供の名前です。

  それに、【サルネモラ】は、もともと自然界にある細菌なんです。

 亀を飼っているからと言ってかばう訳ではありませんが、じつはミドリ亀よりも
 犬や猫の方が外を散歩しますので、保菌率が高かったりします。
 

 菌には、その他にも、大腸菌、レジオネラ菌、黄色ブドウ球菌などがあります。


 ※ 排泄物やよだれなどに触れたら、よく手を洗って殺菌するのは基本です。
   特に犬や猫などの毛物系のペットは、体を清潔に洗ってあげる事も大切です。



        ◇◇◇      ◇◇◇       ◇◇◇



 そうそう、アパパも中学生の時、犬に咬まれた事があります。
 学校の帰、電柱に繋がれていた小さな白い犬が、いきなり吠えて咬みつきました。

 ただ、歩いていただけで構っていないのに〜。 (T0T)
 よほど怖かったのでしょうか? ←(やっぱりな!)

 急いで病院で見てもらったところ【狂犬病】は大丈夫でした。
 今では、こういう事って訴訟問題に発展しかねませんが、穏やかな時代だったん
 です。


 また、高校生の時、親戚の家の飼い猫に咬まれた事があります。 ←(またか!)
 その家の飼い犬を撫でていたら、飼い猫が寄ってきて、いきなり咬みつきました。
 親戚の家のおじさんは、「嫉妬したんだぺ!」 えーっ Σ(゜Д゜)

 一ヶ月間は、咬まれた指が紫色に腫れて痛かったです。。。
 完全に【パスツレラ症】ですが、病院に行きませんでした。 ←(危ない!)



 でも、何故か女の子には噛まれた事はありません! ←(何故かって、おまい…)


             
   





『下肢静脈瘤』

 
◆ 『下肢静脈瘤』



 僕のカルチャー教室に通っている女性の中に、冷えで苦しんでいた方が居ます。

 その方は、「ここで教わる呼吸法で、冷えは大分良くなりました」と言って下さるのですが、
 「じつは、以前から寒くなると何故か足がつります」との事。

 よく聞くと、脹脛(ふくらはぎ)が「こむら返り」を起こすことが分かりました。

 触れてみると、確かに脹脛が硬くなっています。
 気になって膝裏を見ると、静脈が腫れた様に浮き上がっていました。

 そう! 『下肢静脈瘤』です。

 あまり、自分の膝裏を見る事も無かったので、気が付かなかったのでしょう。



 ●『下肢静脈瘤』 … 命にかかわるものでは無いので、美容上の理由から手術する人が多い様です。


 【症 状】 むくみ、だるさ、痛みなど伴い、クモの巣状や網目状、枝状に静脈が浮き上がります。


 【原 因】 静脈は、重力に逆らって血液を心臓に戻す血管です。
       その為、血液が逆流するのを防止する弁が、各所に付いています。
       この弁が壊れた部分に、血液が溜まって血管が膨らむのです。


 【治 療】 ・手術によって、その部分の静脈を抜き取る方法。
        … 手術後も、かなりの痛みが伴うそうです。

       ・硬化剤を注入して、静脈に詰めてしまう方法。
        … クモの巣状や網目状の小さなものに有効です。

       ・糸で縛ったり、切り離したりして、血液の逆流をくい止める方法。
              … 硬化剤の注入と、併用されるそうです。



 また、〔弾性ストッキング〕を履く方法は、まだ小さいうちなら有効です。
 ただし、大きくなってからも、これ以上、症状を悪くしない為に履くのは有効です。


 この女性には、これらの説明と、自分で出来るマッサージ方法を指導しましたが、
 大き目の静脈瘤があったにもかかわらず、かなり消えてきましたね。


   


 
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