『食 中 毒』


  暑い時期になると、『食中毒』が気にかかりますね。

  『食中毒』は、分類すると大きく 次の3つに分かれます。
   1.自然毒 (フグ毒・毒きのこ)
   2.化学物質毒 (メタノール等) 
   3.細菌
   4.ウイルス
    
  この時期の『食中毒』の多くは、家畜や人の腸内にも存在する大腸菌が原因!

  病原菌となるので「病原大腸菌」と呼ばれています。
  代表的なものは「腸管出血性大腸菌O157」、「O26」、「O111」があります。



  ●『病原大腸菌』は、初夏から初秋にかけて発生しやすいのです。

  【感染ルート】
   1.あらゆる食品(特に、牛肉)から発見されています。
   2.動物との接触からも感染するおそれがあります。

  【症 状】
   嘔吐、下痢、腹痛、発熱、頭痛、筋肉痛 などですが、
   稀に、けいれんや意識障害といった重い症状もあります。

  “大腸菌O157”のかわりに勢力を伸ばしてきたのが、“SRSV”です。



  ●『SRSV』は、小型球形ウィルス(ノロ・ロタ)が原因です。

  【感染ルート】
   1.かき・しじみ等の二枚貝から感染。
   2.調理人を介しての、二次感染された料理からの感染。

  【特 徴】
   1.人の小腸粘膜で増殖する。
   2.少量で感染し、発症率が高い。
   3.一度感染しても、すぐに免疫がなくなるので、何度も感染する。
   4.アルコール消毒は、効果なし。
   5.便や吐物を処理する際の、飛沫によっても感染する。

  ※ 人から排出されたウイルスが、河川を経て 海にたどり着き、二枚貝の
     内臓に取り込まれる。

  【症 状】
   体内に、ウイルスが入ってから、1〜2日で 激しい嘔吐、下痢、腹痛、
   発熱(38度位)、頭痛、筋肉痛 など。


  ■『病原大腸菌』『SRSV』の予防。

  【予 防】
   1.調理前や、食事前に、手洗いとうがいをする。
   2.感染している人は、調理に携わらない。
   3.貝類の生食はしない。
     湯通しでは死なないので、充分に加熱する。
   4.二枚貝を調理するときは、はね水をしないように。
   5.調理器具の消毒。(塩素系・熱湯など)

     ※ 特に、鍋や包丁など柄の部分などからの感染が多い。
       面倒でも、柄の部分も良く洗わないとキケン!

  【二次感染の予防】
   1. 便や吐物で汚れた衣類は、
     1.マスクとビニール手袋を、着用してから片付ける。
     2.洗うときは、他の衣類と分けて洗う。

   2. 片付けに使用した用具・雑巾類は、アルカリ性(塩素系)漂白剤で、
      つけ置き洗いする。

   3. 汚れた床も、アルカリ性(塩素系)漂白剤を、含ませた布で被って、
      しばらく放置して消毒する。



  ●『キノコ食中毒』

  【症 状】

    キノコの種類によって、中毒の症状が違います。
    嘔吐、下痢、震え、胃腸の痙攣、血圧降下、興奮、幻覚症状 など。


  【処 置】

    家庭での手当ては、むずかしいので、早く病院へ連れて行くこと。
    キノコを食べた後に、上の症状が出たら、中毒を疑ってください。
    「キノコ中毒」だと思える時は、たくさんの水を飲ませ、吐かせてください。


         
   





『熱中症』



  本州は、昨日の雨のおかげで、暑さの中休みといったところでしょうか。  
  でも、車に乗り込むときは、車内が むうっと 暑く感じるようになりました。

  最近、新聞やTVから ごぶさたしているニュースは 、この『熱中症』に
  関する“車内に子供おきざり”事件です。

  ニュースにならないとは言っても、毎年この時期から、かなりの件数で
  “車内に子供おきざり”による『熱中症』で、救急車が出動するケースが
  増え始めます。

  今日は、そんなに暑い日じゃないし、少し窓を開けとけば大丈夫!
  「すぐ戻るからね。」と、幼い子供を車内に残して、急いで買い物。
  少しぐらい窓を開けても、車の中は、ビニールハウス状態…。

  24度の気温でも、10分間で車内の温度は11〜12度上昇します。
  直射日光のあたる部分では、5分間で15度の上昇。
  そして、15分間で25度の上昇です。

  これで、「生きていろ」って言うほうが、無理というものです。


  ●『熱中症』とは

   『熱中症』には、炎天下で起きる『日射病』と、室内で起きる『熱射病』
   があります。

   気温・湿度の高いところで、身体から水分・塩分が失われたり、
   体温が上昇することで起きる症状の名前をいいます。

   脳・心臓・肝臓・腎臓などの臓器に、障害が起こり死亡するケースも
   あります。


  【症 状】

     真っ赤な顔・汗が止まる(皮膚の乾燥)・意識障害・高体温・
     頭痛・吐き気・めまい等

  【応急処置】

   1.すずしい日かげで、衣服をぬがせて寝かせる。
     (脚を高くして、身体を横向きに、気道を確保)

     女性の場合、人目の多い所ではボタンや、ベルトをゆるめるが、
     なるべく風通しをよくすること。

   2.大きめのスポーツタオルなどに、冷水を浸して全身を包んで
     ときどき取りかえる。
     (人がついていれば、水風呂などの水槽に入れてもよい)

     小さなタオルや、ハンカチしかなければ、それを冷水にぬらして
     首まわり、脇の下、脚の付け根などにあてて冷やす。

   3.意識がないときは、口から無理に何も飲ませない。
     意識があっても、スポーツドリンクか水だけにする。
     (塩分も失っているので、スポーツドリンクがベスト!)

   ※ 当然、意識がなければ、すぐに救急車を呼ぶこと!!
     意識があっても、身体の一部に けいれんが見られるときは、
     救急車を呼びましょう!
     
  【予 防】

   1.炎天下や、蒸し暑い日の運動は、なるべく短時間とする。
     激しい運動は、なるべく避ける
     (原則として、気温35度を越えたら、運動は中止する)

   2.休憩時間をまめに入れる。
     スポーツドリンクなどで、水分を補給する。

   ※ 絶対に無理は禁物ですよ!

       
   





『あたまジラミ』

  

  一昨年 40万人、昨年 45万人…、これ何の数字かわかりますか?

  じつは、国内の 『あたまジラミ』 の感染者の大まかな数字です。
  もちろん、全員を把握しているわけではありません。

  [特 徴]

  ●体長2ミリ〜4ミリメートルで、頭皮から血を吸い、頭髪に直径0.5ミリ
    メートルの卵を産む。

  ●低年齢者(10歳以下)に、寄生しやすく、子供から大人へと感染する。

  ●毎日、風呂に入って清潔にしていても感染する。

  ●感染すると、強いかゆみ が症状である。
 
  [感 染]

  ●海外旅行、特に東南アジアでの感染が多いとみられている。

  ●タオルや、プラシの共用で感染する。

  ●水やお湯による感染や、肌に触れての感染はない。

  [対 処]

  ●タオル・ブラシ・寝具・帽子の共用は避ける。

   ※シラミ対応用のタオルやブラシを決めておく。
     使ったら、熱湯消毒 を必ずする。
     他のタオルなどと一緒に重ねたりしない。

  ●床や畳の 拭き掃除 をまめに行う。

  ●頭は、まるぼうず にするのが一番良い。

  ※女の子は、かわいそうですね。最近は男の子も、か…
    薬局で市販薬があるはずです。ご相談ください。



   


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